会社案内
エピソード
岐阜県関市は、刃物の町で古くから伝わり又、清流長良川での小瀬鵜飼も盛んです。
そんな町の中心部で創業以来、長年スクレーパー業務に携わり技術と美と使い
やすさそしてなによりお客様に喜んでいただける事を心に考えつづけております。
代表取締役社長、後藤芳郎
テックむかし話 -へら吉、かめ吉のお話-
むかーしむかし、村人たちが行き交う大切な立派な木の橋があったそうな。
ある日、青年へら吉が、この大きな木の橋をじっと眺めておった
この橋はとても古いからなぁー、ヒビだらけで腐りかけているし、
長年のコケがたくさん張り付いていてかわいそうやと思い、
何とかキレイにできたらなぁとそんな思いを寄せながら、おらにはキレイにする道具がない。
コケすら落とすことが出来ないと考え込んでおった。
そんな時、川べりをゆっくり歩いてきて橋の影で一休みしようとしていたかめ吉と出会いました
かめ吉は橋を見て考え込んでいるへら吉をしばし見ていると「どうしたのですか」と
声をかけました。へら吉は「この古びた木の橋をキレイにしたいのですが、おらには道具がなくて困っています。」と話すと
かめ吉は目を閉じ首をかしげ、立ち上がり前足を背中のコウラにかけ
「ぼくのコウラを剥がしてください、硬くて強いコウラを使えばきっと、この橋はキレイになりますよ。どうぞ剥がして使ってください。」かめ吉の言葉に驚いたへら吉は「きみのコウラを剥がせばきみは死んでしまうよ。気持ちはとても嬉しいけどそんなことはできないよ。」「ぼくなら平気だよ、もう何百年と生きてきたから今が潮時さ。
だから気にせずコウラを剥がして使ってください。」とかめ吉は言うのです
へら吉はまぶたが熱くなる思いでしばらく考え込んでいました。
「じゃぁーかめ吉くん、背中のコウラをほんの少しいただけませんか。」と言うと
さっそくかめ吉くんは信じられないほどに首を伸ばし、大きな力でコウラに噛み付いて
ビシッ!と取りました。「こんなに小さくていいですか?」と聞くとへら吉は
「いいですとも!とても大切なコウラをいただいてほんとありがとう」
涙目でかめ吉にお礼を言うと、立派な木の橋を後にしました。
家に帰ったへら吉はかめ吉にもらったコウラを金床の上に乗せ大切に三日三晩打っては返し打っては返し、
へら吉の思いがコウラに伝わるように打ち続けるとコウラはどんどん大きくなりました
喜びでいっぱいの涙が大きくなったコウラにこぼれると、突然見たこともない光り輝く鋼鉄のヘラになったのです!
へら吉は輝くこのヘラならどんな仕事もできるぞ!と大喜びです
「かめ吉くん、きみのおかげだぁーどうもありがとう、ありがとう。」
と言いながらへら吉はかめ吉と出会った立派な木の橋へと向かい、
大仕事を成し遂げました。
へら吉はかめ吉にどうしてもお礼が言いたくて毎日のように木の橋に来ては
「かめ吉くん、かめ吉くんまた会えるかなぁ!」
と大きな声で何度も叫ぶのでした。
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会社名 | 有限会社 ライフテック |
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所在地 | 〒501-3979 岐阜県関市一本木町37番地1 |
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Eメール | webmaster@lifetec-jp.com |
代表者 | 後藤 芳郎 |
業務内容 | スクレーパーTOOL製造・卸売業 販売 |